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タロット小アルカナの「ワンド５」ですね。
私は「ワンド５」をチャンバラのカードとキャッチコピーしています。
「ワンド５」に登場する人物は全て子供です。しかもどんぐりの背比べ状態です。勝敗・優劣は決まっていません。子供ですから、怪我をさせたい、殺したいという悪意は全くありません。ただ、一番強くなりたいだけです。
ネガティブに読めば、「喧嘩」「口論」ともリーディングできますが、元来は「競争」です。
「競争」を連想すれば、「スポーツ」「ゲーム」などの勝敗を争う出来事全てが対象になります。
「ワンド５」は必ず、競合・ライバルがいます。
仮に仕事運なら、競合他社が名乗りを上げたことになるでしょうし、恋愛なら強力な恋のライバルの出現を示唆します。
ただ、まだ勝敗は決まっていません。スタート地点にいるだけです。そして、相談者も競合も優劣がはっきりしていません。勝つ場合もあるでしょうし、負ける可能性もあります。
よく「ワンド５」が出た場合、「どうしたら勝てるのか？」という質問が来ます。
この場合は、他者・競合・ライバルよりも工夫・アイディアが必須となります。皆と同じことをやっては勝ち負けは時の運任せです。
「ワンド５」の子供らが持っている棒は、皆、同じ長さで同じ太さです。材質も同じです。仮に、もっと長い棒ならどうでしょう。一人だけ長い棒を持っていると仮定してみてください。間合いが遠いので、敵の棒は空振りますが、自分の棒なら相手に届きます。
たとえば、材質が金属だったらどうでしょう。鉄は重すぎますから、アルミのような材質です。棒よりも軽く、しかも打撃力は強いですよね。
これが工夫です。
すなわち、今のままでは運任せ。でも、アイディア次第では勝つ確率は格段に上がります。
状況としては、今、チャンバラごっこしている最中なので、事前に身体を鍛えるとか、頭を鍛えるとかは無理です。今ある状況の中で、すぐに使えるアイディアを求めているんです。
初心者はすぐ「喧嘩」と読みたがりますが、そんな大げさなものではありません。あくまでも遊びのチャンバラなのですから。だから深刻に考える必用はまったくありません。
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