タロット大アルカナの中で、最も俗悪と考えられるカードが「悪魔」ですね。
確かに「右手」にはヤーウェ(主)を屈辱した言葉が刻まれており、頭には五芒星(護符)が逆さに描かれています。これは神への冒涜そのものです。
且つ、松明は下に向けています。つまり地獄を照らしているのです。
この悪魔の容姿は、レオナルドという名の悪魔にそっくりです。レオナルドは黒ミサの守護者であり、魔女・魔法使いのリーダーでもあります。
悪魔の世界にも地位があり、レオナルドは下っ端です。ルシファーやベールゼブブ・アスタトロ・ベリアルなどが将軍・大佐クラスならば、彼は軍曹程度でしょう。
山羊の角は、羊の対立項です。
なにせ羊は神に捧げる貢ぎものですし、イエス・キリストも顕します。
タロット「悪魔」は、黒のハーフキューブにしゃがんでおり、これは、未熟さや物質主義を示します。黒ですから、ダークな物質主義でしょう。例えばドラッグ・ギャンブル・酒などです。
小悪魔がいます。
一方はザクロの尻尾ですから女小悪魔。もう一方は情欲の炎の尻尾で男の小悪魔。両者ともに鎖で繋がれています。しかし鍵も掛かっていませんし、ゆるゆるです。逃げようと思えば、いつでも逃げられます。しかし逃げない。
なぜでしょう?
楽だからです。ぬるま湯のほうが、居心地が良いからです。
懸命に働いたり、人間性を磨くのは辛い事もあります。それより、ドラッグでその場、その1日を気楽に過ごしたほうが、楽です。
これを「堕落」と言います。
では「悪魔」はどう観ても「悪」なのか?
と言えば、フォーカスした部分・象徴の連想によって変わります。
仮に小悪魔なら、昔のキャンディーズの「私は悪魔」という歌を連想しても構いません。ギリシャ神話の「パン」を連想しても構いません。
主人公の悪魔が、ルシファークラスでは無いこと。
悪魔と言っても、そこまで厳しくありません。
「いたずら好き」と連想してもいいわけです。
「いたずら」も歴とした悪い行いです。しかし殺人ではありません。どう連想するかは、タロッティスト次第です。
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