コートカードは「人物」として読むよりも、事件・問題点・出来事の状況・その変化・変化のプロセスを読みますね。
また「火」「水」「風」「地」の属性が混在しています。
例えば・・・
「ワンドのクイーン」はスートは「ワンド」ですから「火」。しかしクイーンの属性は「水」です。
一般的には「クイーン」の属性を強く読みますが、ケースによって異なります。
「ワンドクイーン」を含め、9枚のカードをドローしてケルト十字法を実占したとしましょう。
合計10枚です。
その全体のカードに「ワンド」が7枚入っているならば、私ならば「ワンド」の属性「火」を強く読むでしょう。
また3枚引きで結論に「ワンドクイーン」。その隣接カードがRだろうと正位置(UPRIGHT)であろうと、「ワンド」ならば、「ワンドクイーン」は「火」の属性を強く読みます。
逆に隣接カードが「カップ」なら、クイーンの属性「水」を強く読むでしょう。
さて・・・
「コートカード」は小アルカナの中では、ある意味、スーパースターです。
時期までも読めます。
例えば・・
「ペイジ」は「秋」
「ナイト」は「夏」
「クイーン」は「春」
「キング」は「冬」ですね。
※ここでも諸説あります。「ペイジ」が春で「クイーン」が秋、という読み方です。その説を取り入れてももちろん自由です。
時間軸の流れでは、このほうが自然でしょう。
私は人物の属性を中心に、季節を当てはめています。
タロットは原則として、個人の鑑定は、その時間帯は限られています。
一生は占えません。
大抵は「6ヶ月先」ですね。
スプレッドの中では「年間スプレッド」のように、1年を占うことも可能です。
よって、コートカードの季節は、1年間以内のことを示します。
もう一つ!
「コートカード」はシグニフィケーターにもなります。
欧米ではシグニフィケーターを採用している方が多いですね。
私も相談内容が、その相談者自身に起因していると感じた場合は、シグニフィケーターを使います。
シグニフィケーターは、一般的には、タロットリーダーが選択します。
相談者が恰幅のイイ男性なら、「ペンタクルキング」
おとなしそうな女性ならば、「カップペイジ」
という具合です。
タロットは自由な占術なので、シグニフィケーターの選択も自由です。
相談者の誕生日を聴いて数秘術でシグニフィケーターを選んだって構いません。
例えば・・誕生日が1964年6月12日ならば・・
1+9+6+4+6+1+2=29=2+9=11=2
となりますから、「ワンドナイト」を選択しますね。
相談者に選んで貰ってももちろん構いません。
このシグニフィケーターは、相談者自身です。所謂、分身です。
そこに、相談者の性質・性格・気質が表れるのです。
当然、リーディングには重要です。
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