タロット大アルカナ「審判」はなぜ存在するのか?
愚者の旅は終わったはず。
前回も話しましたが、本当の幸せは「自分1人だけ」では不完全なのです。
世界中の皆が幸せであることが、平和でありユートピアなのですね。
タロット「審判」のモチーフは、黙示録のラストシーンです。
旧約聖書ですが、神は人間を分けることにしたのです。
善人と悪人です。
7人の大天使が、それぞれラッパを吹きます。
一番最初のラッパでは、魚が死んだり、カエルが空から振ってきたりと、異常現象が起こります。
次々に天使達がラッパを吹くと、それに伴った、さらに異常事態が起こるのです。
6番目のラッパはウリエルが吹きますが、ここで悪魔「アドバン」が登場します。悪人に記しを付けるのです。アドバンはバッタ(イナゴ)です。そして印を付けられた悪人はその苦痛にもがき苦しむのです。
ラストはミカエルが吹きます。
そこで、善人はたとえ死んでいても蘇り、生きた善人と一緒にユートピアに向かいます。この時、イエス・キリストが再降臨するのです。
悪人は生きた者もそのまま地獄へ直行します。そして、完全なる善人の世界が完成されるのです。
タロット「審判」は、ラッパを吹いています。つまり大音響なのです。知らせでもあります。鶴の一声でもいいでしょう。
ラッパには白・赤の十字の旗が付いています。男女の統合です。もう性別という概念が無くなるのです。ユートピアでは死はありません。よって生殖機能も必要ありません。
棺桶は肉体。肉体があるから、人間は苦しむのです。煩悩の根源は肉体です。すなわち欲ですね。
そして死人が肉体から開放され、純粋な魂になるのです。
もう孤独はありません。魂は互いに繋がっています。まさにネットのように。よって魂の貧弱な者。もしくは無い者も、当然、地獄行きです。仮に悪いことを一生の間でしなくてもです。すなわち、自分の人生の意義を知らず、ただ呼吸し食べて排泄して寝るだけの人間です。
人生を全うしていないのですから、仕方がありません。
神は人間に大いなる力を与えたのです。その力を使わず、無意義に時間を浪費した罰です。
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