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タロット「1」の数字がふられているのは「魔術師」です。マルセイユ版では「手品師」となっていますね。
ということは、元来「魔術師」は「手品師」だったわけですから、大道芸人的な要素が強かったわけです。さらには「手品」=「騙す」「目をくらます」「仕掛けがある」と連想できます。ちょっと狡い面もあったのです。ということは、観ている人とのコミュニケーションが必用ですね。「これから何か不思議なことをやるよ!」と口に出さなければ、誰も気が付きません。
マルセイユ版でもわかるように、「コミュニケーションを取る」ことを暗示します。しかし、このコミュニケーションはどちらかと言えば、一方的です。魔術師側から観客への投げかけです。ここまで言えば、恋愛の場合のコミュニケーションの在り方もわかるでしょ。
ところが「ウェイト・スミス版」では一転します。
「騙す」「目を眩ます」などという連想は微塵も感じられません。
タロット「魔術師」をよく観てみましょう。
下の方には「赤い薔薇」と「白い百合」が乱れ咲いています。
「赤い薔薇」は男性性。「白い百合」は聖母マリアの花でもあり、女性性を示します。
すなわち、生命の誕生には両者が必須なのです。「赤い薔薇」は薔薇族を思い出して下さい。
薔薇族はゲイのことですよね。また大天使ミカエルの花でもあります。
魔術師の右手にはワンドを高々と上げ、左手は地面を指しています。
右手のワンドは「火」。すなわち「創造力の源」です。これは神の力でもありますね。
左手が地面を指しているのは、ここに留まっていることを示唆します。もっと連想すれば、「集中」とも考えられます。
テーブルの上では、「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」が置かれています。
この材料で何かを化合して新たな物を創造するわけです。
化合には火は必須です。錬金術とも言えますね。
また、各置かれている物は、「火」「水」「風」「地」の4大元素です。その元素を化合するのです。この置かれている物は、愚者の袋の中身です。つまり、愚者は一カ所に落ち着いて、何かを作ろうとしているのです。目的を持ったわけですね。
よって、タロット「魔術師」には、大きなテーマとして「創造」があります。
魔術師の頭部には「無限マーク(インフィニティー)」があります。さらにベルトはウロボヌスの蛇です。これもインフィニティーを示します。頭部のインフィニティーは男性性のエネルギーの無限を、腰のインフィニティーは女性性の無限を示唆します。(腰=子宮です)(さらに蛇と女性はイブの誘惑からも密接な繋がりがあります)
この無限の統合が、すなわち「創造力」そのものなのです。
逆に言えば、「創造力」に限界は無いのですね。
以上、簡単にタロット「魔術師」を観てきました。
他にも観るべき部分はありますが、この辺にしておきましょう。
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