ではなぜ、タロットは「意味」を覚えてはいけないのか?
ロットは意味を覚えてはいけない。
その理由の1つが、
○コートカードは人物としてしか読めない。
だから「意味を覚える」という公式ですね。
コートカード16枚は、「人物」を暗示するのは、たかだか10%です。
鑑定でコートカードが出てきた場合、90%は、
相談者またはその関係者の、状況・状態・変化を示します。
また同時に、コートカードには人物以外にも観るべき象徴が描かれています。
仮にソードのナイトを読むとしましょう。
このとき、まず思考しなければいけないのは、属性です。
ここが、数札と異なるところです。
ソードは「風」の属性であり、「剣」の性質があります。
さらにナイトは「火」の属性です。
占星学的には「風」ですが、私はエリファス・レヴィーの説を採用しています。
「風」を連想してください。
「速い」「見えない」「掴めない」「情報」・・・
「剣」を連想してください。
「殺人」「闘争」「戦争」「分割」「正義」「お堅い」「柔軟性皆無」
「火」を連想してください。
「明るい」「暖かい」「情熱」「怒り」または「恋愛」「創造」・・・
これらが混じり合ったものが「ソードのナイト」です。
さらに「ナイト」には別の存在意義があります。
頂点に向かうプロセスです。達成・成功・到達・ピークとも言えます。
コートカードは特に、各人物の性質のほうが比重を強く読むのがコツです。
これらを総合して考えれば・・・
勇敢 突進 大胆 突撃 激怒 敵対心 争いというテーマが連想できます。
その連想をさらに、一つづつ深めれば・・・
●知的な刺激を求める
●真実・公正・平等・人間性・信念は彼の人生の中でとても重要なウェイトを占める
●心ではなく頭で行動する
●頑固で自分が正しいと信じることは絶対に曲げようとしない
●攻撃的で時として厭味を言ったり皮肉を言う
というメッセージになりませんか?
そして、そのメッセージがピークにほぼ近づいている。
ソードナイトの雲はどんなカタチでしょう。
ソードナイトの視線は?
ソードナイトの馬はどんな様子?
ソードナイトの背景は?
ここからも、象徴を読むことが可能です。
これも意味を覚えていたら、浮かばないことが多いでしょう。
コートカードほど連想が重要なのです。
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