タロット占いは絵柄の描かれたカードをテーブル上に複数枚展開して、その配置の定義ごとに解釈をしながら物語のようにリーディングして占います。
「定義」とはその置かれたカードのポジションの意味のことですね。
例えば・・「過去」とか「潜在的な気持ち」等です。
タロットは「卜占術」と言われています。
ルーンや易と同じ分類の占術ですね。
タロットは第三次ブームを迎えたようで、多くの方がタロットを学んでいます。
また実際に、私にも十数人の生徒さんに教えているぐらいです。
タロットは誰もが気軽に手に入れることができます。
通販でも書店でも売っていますよね。
しかし、いざ占おうとしても、なかなか上手く当たる占いができません。
そんなに人気のタロットがなぜスムーズな占いができないんでしょうか?
当たらない根本的な原因を記載してみましょう。
●本を片手に持ちながら、一枚づつ読んでいく。
●並べられたカード全体を俯瞰していない。森を観ないで葉だけを観ている感じですね。
●並べられたカードに矛盾がある。たとえば、「過去」に「太陽」、「現在」に「恋人たち」がでた場合に結論が「塔」のようなパターンです。
●並べられた各レイアウトの意味(定義)が明確でない。
●そもそも質問の内容を把握していない。
●コートカードを人物とだけしか読めない。
など、たくさんの障害があります。
当たるタロットを目指すならば、まず「本を片手」にリーディングするのは禁止ですね。
タロットは17世紀末頃、フランスのマルセイユで盛んに印刷されました。
タロットは「遊戯用のカード」ですからトランプと一緒ですね。
元々、カードの意味が無かったわけです。
意味の無いタロットに無理矢理、意味付けしても当たるわけがありませんよね。
もちろん、逆位置だって意味はありません。
タロット占いを当たるようになりたければ、「意味」「言語」を忘れてください。
だから逆に初心者の方のほうが覚えが早いんですね。
タロットには「絵」が描かれていますよね。
「可愛い笑っている赤ちゃん」の写真を観たとしましょう。たいていは「可愛い」「守ってあげたい」「成長」「やわらかい」「未来がある」というようなイメージを持ちますよね。よっぽど、ひねくれていない限りです。
これが元型です。
世界中の人間が持っている元型が、実はタロットには多く描かれているんです。
タロットの描かれている元型たるシンボルを読むことがタロットマスターへの近道です。
言葉の意味から離れて、よく「絵」をみることですね。
絵の中には必ず、相談内容に相応しいシンボルとそのイメージがあります。
実はタロットの絵を読み解くには、その象徴が何を暗示しているのかがわからなけれがいけません。
さらに多くのテクニックも存在します。
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