ウェイト版タロットもマルセイユ版タロットも18の番号が付せられているのが「月(Moon)」です。
「18」は「1+8=9」なので、「9」隠者の系列に属しその逆相となります。
この「18」月のカードでは、隠者と同様に模索の旅が始まります。
「隠者」が内面の個性の核心を探求するたびだとすると、「18」の月は逆相のため、内面よりも外部の要素が重要なものとなります。
タロットカードは大アルカナも小アルカナも紙芝居のようなストーリーの流れがあります。
そのため「18」の月は、前の星のカードと連続しています。
「星」は家や衣服に例えられる自我の殻を破壊して、
純粋な受容性を手に入れた星のカードでは、
天空の星の光を受信して、それを蓄積してから池に流し込もうとしていました。
未知の新しいビジョンを、具体的な生活の中で新たに形にしようとしたわけです。
星のパワーが池の中に入ってくると、
それに呼応するものとして何かが地上に上がってきま
す。それが「月」の中央下部に見えるザリガニです。
また愚者の時に吼えていた犬が、ここで再び登場します。
犬の登場はテリトリーの外にアクセスしようとしている時の警告です。
愚者では新たな旅たち・・今いる「場所」から新しい「場所」への移動・・に対して、注意しろよ!という警告として愚者に吼えていました。
「月」のカードは夜の眠りの中のようなトランス意識の中で、星のカードが受け取った天空の星のパワーに対応する現実的な(世俗的な)パワーを模索するために旅に出よ、という意味となります。
ザリガニは世俗的な意識が、星の光(高次元のパワー)を吸収することで、
池の中から大地に上がってくる構造で、
二匹の犬は理性と感情によるクッションの役割を果たしています。
このクッションはもちろん柔らかなものではなく、妨害するためのクッションです。
月と太陽がダブっているのがわかりますか?
太陽の「陽」と、月の「陰」の対比です。
月が陰鬱なる闇。ネガティブさを強調するために太陽を描いています。
オオカミはご存じの通り、悪魔の僕です。悪しき獣ですね。
さらに野良犬は「白」ではありません。
なにか茶色のような色つきです。
黒系統の犬も悪魔の僕を暗示します。悪しきものの象徴なのです。
「月」のカードは、主人公はザリガニです。
参考までに水辺の甲殻類(カニ・エビ・ザリガニ)は「月」を。
陸の甲殻類(スカラベ・カブトムシ)は「太陽」を象徴しています。
ザリガニはまだ池から出ていません。
道のりは曲がりくねり、夜の暗がりと二匹の獣のせいで、先が見えません。
だから不安なのです。だから心配なのです。
本当に目的地(太陽)まで行き着けるんだろうか?という心配ですね。
■タロッティスト小町のメルマガ■
当たるタロットを目指す方を応援するために、このメルマガを書きました。
<このメルマガに登録するメリット>
現在、「プロ占い師が明かすタロット占いの極意」を19800円で販売しています。
無料でテキストの一部をご覧いただけますから、よろしければ下記のリンクにアクセスしてみてください。
この19800円の通常価格を、13800円で購入する秘密の方法を、メルマガ読者のみに公開します。
またこの「プロ占い師が明かすタロット占いの極意」だけでなく、全くの初心者用の基礎編や、中級者以上の「コンビネーションろリーディング編」のテキスト講座も続々、発売していく予定です。お得なキャンペーン・セールは、メルマガ読者しか恩恵を受けられません。
100名の読者が集まったら、メールセミナーも開催しようと思います。
メールセミナーは広く質問を公開して、読者さんの共有を図るためです。
もちろん個人情報は一切、匿名扱いです。
またこの「プロ占い師が明かすタロット占いの極意」だけでなく、
全くの初心者用の基礎編や、
中級者以上の「コンビネーションリーディング編」のテキスト講座も続々、発売していく予定です。
お得なキャンペーン・セールは、メルマガ読者しか恩恵を受けられません。
ご興味のある方は登録して読んでください。
下手な書籍より、参考になりますよ!
もちろん、面白くない!まったくためにならない!と思ったら、即座に解除してください。
解除もワンクリックで終了です。
リスクはまったくゼロですから、気軽に呼んでもらえるとうれしいな。
コメント