現在の日本経済は、多少のブレはありますが、
トレンドとして考えるならば、減退傾向にあることは疑い得ません。
経済が不況下の場合、欝病が増える・心的恐怖、不安が増大するのは人間としては当たり前です。
この環境化では、占い業界は儲かります。
プロタロット占い師・副業でタロット占いをしようと、考えている方は現在では非常に増えています。
それは、現在の占い業界が以前とは全く異なるからです。
それはインターネット環境が整備されたことによります。
ネット環境以前と以後で比較してみましょう。
以前は、ほとんどが対面鑑定でした。
資金がある方は店舗を構えます。
資金が無い方はデパート・ショッピングモールの階段付近の踊り場などを借りて行っていました。
しかしネット環境が整備されたことにより、
相談者=顧客の占い形態が変化しましたね。
対面よりも圧倒的に電話鑑定が多くなりました。
現在では90%は電話による鑑定です。
同時に占い師になる方の数が圧倒的に増えました。
店舗を構えずとも、ネット上に自分のサイト(ホームページのことです)を立ちあげれば済みます。
そのため、参入障壁が低くなり競合が台頭することになります。
このように言い変えれば簡単に占い師になれるという環境によって占い師全体が増加したわけです。
しかし問題は、タロット占い師になるならば、
タロットリーディングを習得しなければなりません。
弟子入りは今ではほぼ100%に近いぐらい無いでしょう。
独学では、あまりに時間が掛かります。
そこで大抵の方はタロットスクールに通ったり、タロット講座に通うことになるでしょう。
しかしタロットスクールの受講金額の平均は300,000円です。
講座の平均も150,000~200,000と言ったところでしょう。
低価格の講座もあります。
1講座7000円程度ですね。
しかし、経済原則に通じるものがありますが、
「金額が低い」=「講座内容が薄い」という相関関係があります。
現在のタロットスクール及びタロット講座は、大きく3つに分類できます。
1.タロットの意味を覚えさせる
2.インスピレーションタロットとして霊感的なものを教える
3.イメージタロットと言い、直感イメージを重視する。
というものです。
インスピレーションタロットは、タロットそのものを学ぶ事では無く、
霊感を開花させるプログラムですね。
しかし、霊感が教えられて、はたして習得できるのでしょうか?
心理学的には潜在意識の活用ということになるでしょう。しかし、それは本当の霊感ではありません。
本物の霊感を持つ人間は確かに存在しますが、世界全体で0.0001%平均です。
また霊感が本当に学べ使えるならば、タロットは不要でしょう。
イメージタロットは直感に頼ります。
タロットの絵を観て、直感的にメッセージを語るわけです。
しかし、それではタロットを読んでいることにはなりません。
極論を言えば、感想を言っているに過ぎません。
タロットの存在価値は、相談者の人生をいかに幸福に導くか?という命題です。
よって「意味」に頼ることになります。
しかし「意味」を覚えることは、タロットリーディングではありません。
次回は「意味を覚える功罪」について語りましょう。
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