元来、ワンドの性質が「自分本位」「自分が一番」というのを忘れないで下さい。
タロット小アルカナ「ワンド2」は、数札の中では、最も比重の低いカードです。属性(スート)の順位から考えれば、「ワンド」<「カップ」<「ソード」<「ペンタクル」となります。
さらに「数字」では、「2」よりも「3」、「3」よりも「4」が比重が僅かながら大きいわけです。
タロット「ワンド2」は横を向いています。遠方を眺めています。横を向いていること自体が、まだ自分の意志が明確では無いことを示唆します。遠方を観るのは、方向性は決まったが「具体的な施策」はまだ何も無いわけです。
しかし「棒」は一つは手に握っていますが、もう一つは壁に括りつけられています。
操るべき「創造力」がまだ未熟なのです。括りつけられている棒は、彼の自由が効きません。操ることも、使うこともできません。
確かに赤い服を着て、男としてあるべき姿を探そうとはしています。
しかし、完全になるには、「白百合と赤い薔薇の十字」が示す、女性的なもの(愛・優しさ・労り・慰め)と、男性的なもの(勇気・闘争心・冒険・勝利への執着)の統一が必用です。
また、棒は左手に持ったままです。彼の視線は遠方を観ながら、同時に左手のワンドも観ています。どのようにすべきか?どうすれば世界が手に入るか?彼にはその答えがわかりません。
右手の球は「地球」です。この場合は、彼の世界。しかし本物ではありません。あくまでもオブジェです。
施策している。つまりまだ準備の段階です。背景の山は、当然、障害を示唆しますし、城の一部しか見えませんから、この野心すらも完全なものではありません。
だからといってネガティブかと言えば、決して、そうではありません。
端にまだ速すぎるだけのことです。タイミングが早いのです。もっと練らなければ、自分の望みは叶えられないことも彼は知っています。
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