タロットは大アルカナの２２枚と小アルカナの５６枚、計７８枚で構成されています。
その小アルカナは「１」から「１０」までの数札と、「キング」「クイーン」「ナイト」「ペイジ」（デッキによっては、ナイト・クイーン・プリンス・プリンセスとなっているものもあります）というコート（宮廷）カードに区分されます。
また小アルカナは、「ワンド（Wands）」「ソード（Swords）」「カップ（Cups）」「金貨・ペンタクル（Pentacles）」の4つのスートに分けられています。
ワンド（Wands）は樹の棒を指しています。
ですから、ワンドのスートエースからキングまで、葉の生えている棒が描かれています。
ワンドは「火」の属性を示していますが、これは樹の棒から生えている葉が炎に見えることか想像できそです。
「火」「炎」のイメージなんでしょう？
怒り・情熱・明るさ・熱い・浄化・創造するために必要なエネルギー・・などのキーワードが出てきます。
では、「樹の棒」のイメージを思い浮かべてみましょう。
樹の棒ですから、「棍棒」をイメージすれば叩く道具ですね。つまり武器にもなる。殺す道具でもありますが、剣のような鋭さはありません。「杖」をイメージすれば、大地に支えてもらうための道具ですし、松明ならば光を灯す道具、とも言えます。
つまりこれが「ワンド（Wands）」の根源的な意味なわけです。
情熱・熱い・集中・明るさを灯す・闘う・文明の道具・大地との接点・・。
ワンドのカードは、「火の性質」と「樹の棒の性質」が両方、会い合わさった属性です。どの象徴がつよくでるかはケース・バイ・ケースです。
ただ小アルカナを解釈するコツとして知っていても損はないでしょう。
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