私の生徒さんからこんな質問を受けました。
『ある人が会社の名称を決めているのですが、ある名前で?死神が出ました。再生という意味で良いと答えましたが、その名前にしていいのでしょうか？先生なら?が出たらやめますか？』
■小町の回答■
「死神」が出たのですか？
強烈ですね。
どのようなスプレッドを使い、「死神」の隣接するカードが分からないため、一概に結論を出せませんが、仮にワンオラクルで「死神」が出たと仮定してお話しましょう。
「死神」も基本的な象徴はいくつかあります。
●停止・死
●再生
●余計なものを取り除く
●諸行無常
●避けられない変化
という感じでしょうか。
「停止・死」も「避けられない変化」ですが、死神の「停止」はリセットというニュアンスが強いのが特徴です。一旦は立ち止まって、再度、方向や考え方を変えて再生するために「停止」するという象徴です。
また「余計なもの」とは、固定観念や既存概念・思い込み・ステレオタイプなどの、古き悪しきものを除去するという暗示です。
諸行無常は仏教用語ですが、万物は全て流転する・・変化がないことがない・・そんな哲学的な象徴でもあります。
避けられない変化とは「死」だけではありませんよね。天災や宿命・運命など様々なものがあります。
「死神」が出たということ自体が注目すべきではないでしょうか？
私なら「死神」の絵柄をロゴやマークにデザインはしませんが、「死神」のリスタートや固定概念・既存概念を突き破って、新たな挑戦をする・・という解釈を採用して、ネーミングのヒントにはします。
ネーミングには「死神」「死」はもちろん使いません。
それはユーザーのイメージが、「死」「死神」を悪しきものと思い込んでいる方がほとんどだからです。
だから、「リスタート」「リプレイ」「ブレクスルー」「リベンジ」「不死鳥（フェニックス）」「ルネッサンス」「新生」などのキーワードを使いますね。
類語辞典を使って、調べてみてください。１０００ほどの候補が上がるはずです。
その中で、一番にその会社のコンセプトに近いもの（誰に、どんなタイミングで、どんな商品・サービスを・どのように・なぜ売るのか）※ここでいう「なぜ」は儲けるためではありません。たとえばお客様に癒しを与え明日の活力を培ってもらうため・・という理由付けになります。
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タロット死神は停止の象徴
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