「マダム・エンドラのフォーチュンカード」という占い用デッキがあります。
日本ではあまり馴染みがありませんので、解説書やリーディング指南書もありません。
日本語のホームページも販売だけで、詳細な意味合いを説明しているサイトが無いようです。
オンラインタロット占い師「小町」としては、自分も気に入っている(たまに使います)このカードについて解説したいと思います。
以前、多くの遠く離れた国で、神話をベースにしたカードの企画が行われてきました。
「Madame Endora のフォーチュンカード」はその創造者クリスティーン とジョセフ の「古代の神話における時の流れ」からイメージされたカードです。
エレガントで神秘的な感じで、他の芸術スタイルがテーマとして使っていた、エジプト、ケルト、中世のモチーフといくつかのグレコローマンスタイルを組み合わせたような仕上がりです。
このカードは昔から言い伝えられている物語の中から最も人気が高い伝説的人物を描いています。
ゴーレム(Golem) はユダヤの神話です。 Hindrance のカードの意味は大部分は、基本的には善良である妖精が、常に人を助けるのではなく、しばしば厄介なものであったと伝えている「セルティック妖精神話」からモチーフを得ています。
カードは48枚で構成されいます。
タロットカードでは、大アルカナと小アルカナに分かれ、小アルカナは4つのスートとコートカードで構成されていますが、「マダム・エンドラのフォーチュンカード」はまったく異なる新たな構成になっています。
おおまかなカードの構成は・・・
「ロイヤルコート」・・所謂 人物カードです。8枚あり、質問者に対して重要な人物を暗示します。王、女王、魔法使い、予言者は、騎士、乙女、ミンストレル(吟遊詩人)、ハーレクイン(道化師)の8枚です。
「寓話」・・10枚あります。エジプト、セルティック、からの登場人物とギリシャ神話をモチーフにしています。外部からの影響を測ったり、障害や援助、質問者の目的についての様々な状況を暗示します。
ゴーレムは、グリーン(森の妖精)、妨害、メドゥーサ、サテュロス、誘惑、セレンディピティ(Horace Walpole 作の寓話 The Three Princes of Serendip(1754)の主人公です)、セイレーン、スフィンクス、精神の10枚です。
「動物・怪物」・・伝説や神話上の動物や怪物を描いています。貴重な真理や教訓を暗示します。全部で10枚あり、黒猫、キメラ、ドラゴン、 グリフィン、カラス、ヘビ、スパイダー、ユニコーン、オオカミ、飛竜で構成されています。
「宝物」・・12枚です。貴重で神秘的な宝物を描いています。運命を切り開くための様々な方法を伝授してくれます。ドゥケウス、聖杯、短剣、ゲート(門)、運命の手、砂時計、キー(鍵)、愛、サークル、オラクル、シールド、タリスマンで構成されています。
タロットカードではないのですが、非常にインスピレーションの湧くカードです。
伝説や神話の様々なストーリーが、リーディング時に独特の解釈をさせてくれます。
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