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■タロットリーディング連想法2■
皆様は「映画」を観たことがりますか?
「絵画」を観た事がありますか?
仮に分かり易いように、「映画」の例えを言いましょう。
素晴らしい感動した映画を1人でたまたま観たとしましょう。
貴方はこの感動をどのように、恋人や友人・知人に伝えますか?
たぶん、大抵の人は「あらすじ」を述べます。かなり興奮しながら。
そして、自分が感動した部分を強調します。
その強調したシーンの感想を述べるはずです。
その感想は端的なものでしょう。
「凄かった」「感動した」「面白い」「手に汗を握った」「もう一度観たい」
「泣いた」「胸にジーンと来た」・・・
という具合です。
ここで言いたいのは、人間である以上、名作と呼ばれる芸術に触れると、
「感想」が自ずと出てくるということです。
これは世界中70億人の人間が同じです。
そして、恋人や友人・知人から、「どんなシーンで感動したの?」と聞かれることがあるでしょう。
すると、貴方は・・
「主人公が悪漢から、彼女を命がけで守るんだ。そして左手を失う。左手からは血が大量に流れ出している。
このままほっておくと死ぬかもしれない。それでも恋人の盾になっているんだ。そのシーンに、本物の愛を感じた」
と説明します。
この「流れ」。
わかりますか?
タロットリーディングと実は全く同じなんです。
タロットは占いのツールだという思い込みを捨てましょう。
タロットを美術館に飾ってある「絵」として考えるのです。
すると「気に入った」「面白い」「怖い」「明るくなる」・・・
と思った絵があるはずです。
ではそのタロット1枚の絵を、盲目の友人に伝えるにはどうするでしょう。
友人はタロットの絵を一度も観た事がありません。
おそらく、詳細に伝えるはずです。
例えば、「愚者」を例に挙げてみましょう。 800wi
「若い男が、誰も居ない崖の上に立ち、白い太陽の反対を上に見上げている。男は派手な格好で、旅支度の様子だ。
右手に旅の道具の袋をぶら下げて、棒に結んで担いでいる。左手には小さな白い花を持っている。男の近くで白い犬が何か吠えている。
でも男は気にしていない様子だ。身体は前傾姿勢で、今にも出発しそうな勢いだ。背景は黄色だが、遠景に氷の尖った山が見える。
男の顔は”さあ、旅にでるぞ”とイキイキとした顔。数字は”0番”となっている。題名には”FOOL”と書いてある。」
という具合でしょうか?
ここで、感想および疑問を出します。
「なぜ太陽は黄色いはずなのに白色なのだろう」
たまたま「太陽」にだけ注目しました。
「白色」は当時は「透明」を示します。
現代でも「白色」は透明ですよね。
「透明ということは見えない」ということです。
「見えないということは分からないということです」
「太陽を目指して旅をするのに、その太陽が透明で見えない」
ということですよね。
ならば「太陽=目標=目的」ならば、「目的も分からずに、ただ旅する行為にだけ身体が先に行っている。
目的が無いなら計画も無い。
単にその場限りの一人旅」と連想できませんか?
これが「連想法」です。他の部分には一切、視線を向けていません。白い太陽だけです。
ここがコツなんですね。
■追記■
健さん伝説はたけしの作り話
健さんが映画界に伝わる「伝説」をやんわり否定した。
高倉健(81)が21日、都内で行われた主演映画「あなたへ」(降旗康男監督、25日公開)の完成披露試写会で舞台あいさつに立った。
この日は田中裕子(57)ら共演者も勢ぞろい。85年「夜叉(やしゃ)」以来の共演となったビートたけし(65)から、「
撮影現場で決して座らない」などと言われると「全部、たけちゃんの作り話です」と切り返して観客を沸かせた。
高倉が苦笑した。
たけしが自分に向かって右手で敬礼した後、「夜叉」のロケの思い出を突然語り始めたからだ。
たけし オフの日に撮影現場に来るんですよ。
雪がものすごいところでストーブにあたりたいんですけど、健さんはあたらない。「あたって下さい」と言ったら「皆さんが働いている時に、
僕はあたれません」と言うから、誰もあたれない。
寒いし、健さんはずっと見てるし、「お願いですから帰ってくれませんか」と言ったことがあります。
ユーモアたっぷりに話す口調に場内も笑いに包まれた。
たけしはさらに続けた。昨年10月、岐阜県高山市で行われた「あなたへ」のロケのことだ。
たけし 「健さんは現場で椅子には座らない」と俺がラジオで言っちゃったもんで、
ロケで健さんが「あんたのおかげで俺は座れなくなった」と怒ってて。そのくらい現場に気を使う温かい人。ありがたい。
高倉は、すぐさま切り返した。
高倉 訂正します。全部、たけちゃんの作り話です。本当に迷惑してます。
たけしに負けないユーモアあふれる言葉と口調で再び場内が沸いた。
軽妙なやりとりを生み出したのは、互いを尊敬し合う心だ。
高倉はたけしをコメディアンとして、映画監督としても「頭がきれる人」と尊敬している。
監督作も必ず見ており、「いい話があればいつでも出たい」と出演も熱望していた。
たけしも「健さん主役で映画を撮るのが夢」と公言しており、
岐阜ロケの取材でも「いろいろ考えているんですけど、なかなかこれというのが見つからなくて」と話していた。
高倉は、たけしとの10カ月ぶりとなる再会を楽しみにしていたという。
壇上で写真撮影中も、話題は尽きない様子で話し続けていた。
一般的に俳優(キャスト)を決める権限は「プロデューサー」です。
「プロデューサー」とは、資本(お金)出している方ですね。
米国の場合は、ほとんどがフリーのプロデューサーですが、
日本は興行会社・制作会社・資金提供会社から出向する場合が多いです。
出向プロデューサーは、当然、映画の素人です。
何もわかりません。
よってその権限は「監督」にあります。
「監督」と「俳優」は、好敵手であり信頼で結ばれていなければ素晴らしい映画は作られません。
黒澤監督と三船敏郎のような関係です。
「演出家」と「俳優」は映画の両翼です。
彼らがコミュニケーションを円滑にできれば、
当然、名作が生まれます。
映画撮影ではよく観られるシーンですが、
演出家が「このシーンは****のようなイメージで演技してくれ」
と指導します。
新人はその通りに従いますが、たけしと倉田健さんの間柄では、
「倉田健さんが、でも****のような演技のほうが、もっと良くなる」
と言える間柄なんですね。切磋琢磨です。
まさに音楽のセッションに似ています。
譜面通りに演奏するのは誰でもできます(演奏家なら)
しかし、そこにオリジナリティを入れなければ、
名曲は誕生しません。
要は「人間は創造できる」ということです。
そして創造できたものが、富を手にします。
アインシュタインの相対性理論のような「0」からのスタートは、
ほんの希有です。
創造の大部分は「今、あるものに何かを加えたり、引いたりして、まったく新しい切り口」にすることです。
ビジネスも一緒です。。